平成29年度福井県留学説明会が開催されました。

昨年に引き続き、平成29年5月27日土曜嶺南会場(敦賀プラザ萬象)、28日日曜嶺北会場(福井県国際交流会館)にて、福井県留学説明会が開催されました。対象は留学に関心のある中学生・高校生および保護者と留学生を受け入れる事に関心のあるご家族でした。
 両日とも、福井県教育庁義務教育課外国語教育グループ主任山口麻美様が司会進行され、福井県教育庁義務教育課外国語教育グループ上田外史彦様のご挨拶より進められました。

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 嶺南会場講演会での嶋田彩様(技術翻訳者)の貴重なアメリカでの子育て生活のお話しを伺いました。またアイフォンの生みの親スティーブン ジョブズが学校でcalligraphyクラス(様々な書体を学び、文字を美しく見せる秘訣を学ぶクラス)を選択されていたのが、現在のアイフォンが持つたくさんの種類の文字フォント作成への興味につながった。「ドットから文字へ」のどんな経験やきっかけも、将来のどこかにつながるのでは無いかとの興味深いお話しでした。

嶺北会場では福井県出身で現在イギリス在住の出川昌人様(UWC日本協会理事・元ブラックロックジャパン社長)が演壇に立ちました。出川様は40年前の武生高校生の時に、UWC(ユナイテッド・ワールド・カレッジ:本部ロンドン)の日本協会の奨学金制度でイギリスへ留学され、続いてオックスフォード大学に進学されました。その後約30年間、イギリスと日本で金融のプロフェッショナルとして活躍された経験をもとに、「英語は大切な道具。英語を習得すると行動範囲も考え方も広がる。今、英語が話せないからと留学を躊躇しないで欲しい。若い中高生なら3ヶ月がんばると授業についていけるようになる。英語圏では小さい子供でも英語を話しているのだから、英語を難しく考えないで欲しい」と、心に響くお話しをされました。講演に続いて催されたランチ交流会にも積極的に参加され、生徒や保護者の方々と親しくお話をして頂きました。また福井県の高校生が対象となる「福井県きぼう応援海外留学奨学金」制度の設立に尽力され、県の中学・高校へも積極的に出向かれて授業をされておられます。
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経験者の山之内こころさん(仁愛女子高等学校3年)はニュージランドへ交換留学で約1年滞在され、「一番大切なこと。困難こそチャンス!!!」と、しっかり成長して帰国されたのを感じました。またランチ交流会でも参加者の生徒さんに積極的に語りかけておられました。
 その他、公益財団法人AFS日本協会管理本部槙原政徳様からの、日本への留学生を受け入れ推進のお話しを聞き、受け入れも留学も、言語や文化の違う人と生活して行く困難と楽しさは同じだと思いました。

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私共留学協会は、福井県教育庁義務教育課外国語教育グループ様からご依頼を頂き、留学全般についての説明およびに個別相談会をご担当させて頂きました。
 留学全般についての説明は福井県小浜出身の当協会理事平田智義に担当頂き、短期・長期留学・正規留学・海外の大学進学・トビタテ留学JAPAN・奨学金などについてご説明して頂きました。
個別相談会には本部平田智義理事と福井支部長山本真津美の2名で対応いたしました。
 嶺南会場には中高生と保護者約20人、嶺北会場には約60人を超えるご参加を頂きました。経験者のお話しやご相談者様から勉強・教育の意識の高さを福井県民とし改めて感じ、私山本自身もまた新たな留学へのお手伝い意欲が湧いてまいりました。
参加者の方につきましては十分なご相談が出来なかった方もいらっしゃったことと思います。今後とも留学協会本部・福井支部にてご対応申し上げます。ご連絡頂けましたら幸いでございます。

最後に福井県教育庁義務教育課外国語教育グループの皆様、大変お世話になりましたことを深く感謝申し上げます。誠にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

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平成29年5月28日
特定非営利活動法人 留学協会
福井支部長 山本真津美